少し前の記事ですが、24年6月18日にタイで同性婚を合法化する法律が成立しました。
国王による裁可を経て、官報告示から120日後に発効となります。おおよそ10月下旬~11月頃になるのでしょうか。
これにより、タイは東南アジアで初めての同性婚を認める国となります。
(ちなみにアジアではタイのほかに、台湾やネパールが同性婚を法制化しています。)
今回、タイで法案が成立した背景には、多様な価値観を認めることにより優秀な人材を自国に呼び込み、社会や経済の活力を高めたいという狙いがあるとのこと。
法案では同性カップルの婚姻届けの承認のほか、相続や養子縁組の権利を認める内容が中心となっているようです。
タイはLGBTなど、性的マイノリティに寛容とされていますし、タイ発のBLドラマなどが日本でも話題になったこともありましたが、同性婚は法的に認められていなかったのですね。
ちなみに、現時点では、日本での同性婚は合法化されてはいません。同性パートナーシップ制度が導入されている自治体もありますが、法的には認められていないのが現状です。
同性パートナーシップ制度を利用する際には、多くの場合、準婚姻契約書を公正証書として作成する必要があります。
準婚姻契約書の作成のご相談や、公正証書作成に関するサポートについては、お近くの行政書士にご相談ください。
※公正証書とは、公証人がその権限に基づいて作成する公文書で、極めて強力な証拠力をもちます。
<参考記事>
タイ 同性婚認める法案可決 年内に法制化へ 東南アジア初(NHK)